マーレ軍はすでに通信装置を持っていました。
通信装置にも無線通信と有線装置があります。
写真は、陸上自衛隊久里浜駐屯地に展示している、第二次大戦中の米軍の電話機です。
レベリオ地区の有線電話 第26巻第102話
レベリオ地区が急襲された際、有線の電話が活躍しています。
通信装置には、大きく分けて有線の通信装置と、無線による通信装置とがあります。
102話ではマガト隊長が有線の電話を使って指示を出しています。
いかにも軍用の送受話器の形をしていますね。
この送受話器は、結構古い形状ですね。
日本の海上自衛隊にもこの受話器に似たものがあります。
昔ながらの形状ですよ。
マガト隊長の持っている受話器を見て懐かしくなりました。
この送受話器の先に小型の箱のようなものが繋がっています。
これは何でしょうね?
電池ボックスのようにも、ダイヤル装置のようにも見えます。
この箱で相手を選局するのかもしれません。
陸自久里浜で見た米軍の電話機も同じ形をしていて、箱は電池になっていました。
マガト隊長が使っている送受話器から先は箱で、この箱から先は電線で机のモジュラー接続端子に繋がっています。
ここから先に無線機に繋がっているのかは不明ですが、そういう想定もあると思います。
マガト隊長は、直接かどうかわかりませんが、艦艇と通信しているようにも見えるからです。
艦艇は、遠く離れた港に停泊していますからね。
この直後に、港に停泊していた艦艇がアルミンの超大型巨人に破壊されてしまいますが。
下の写真は、第二次大戦中のソ連製、野外電話機です。
どこの国でも形状が似ていますね。
調査船団の無線装置 第26巻第106話
無線装置は、いろいろな周波数を使って通信しますが、この時代に主に使われていた周波数は、短波帯だと思います。
理由は、戦闘艦のマストを見ると、展張空中線(線を横に張ったもの)が多く、UHFやVHFのようなホイップ型の空中線が見えないからです。
そこまで細かく描写はされないでしょうが、UHFやVHFなどの技術はまだ持っていないとと推測しています。
無線装置の考察はこちら
これは、戦闘艦がバラディ島の入り江に入ってきた時に、マーレ軍の兵士がエレノアと交話しています。
無線機の種類は、やはり短波の通信でしょう。
送受話器は、マイクとレシーバーに別れています。
マイクの形はいかにもマニアックな形に見えます。
マーレ軍の使っている無線装置の種類は詳しくは分かりませんが、かなり古いそうですね。
この装置に近い写真があれば、アップします。