氷瀑石とは何か?
氷瀑石とは、バラディ島でしか採掘されない燃料の岩石です。
バラディ島の壁内の工場都市にある、洞窟内の湖に存在すると言われています。
その詳しい描写はありません。
氷爆石は、常温になると気化すると言われています。
その時発生するガスを、立体機動装置は動力として使用しています。
立体機動装置は、この氷瀑石を燃焼して使っているのか、ガスの気化エネルギーを動力として使っているのかはわかりません。
燃焼させた方がエネルギーは強力と思いますが、不明です。
氷爆石とは、現代版メタンハイドレート
現代科学から推測すると、氷爆石は現実に存在するメタンハイドレートだと思われます。

メタンハイドレートとは、メタンガスが氷状になり固形化したものでです。
その特徴は、石油のように燃焼することです。
立体機動装置は、この燃焼エネルギーを回転エネルギーに変えていると推測されます。
氷瀑石の機能
考察していくと、巨大樹の森や黒金竹との関係も予想できました!
常温になると膨張するこのガスが、立体機動装置の動力として使用されています。
このガスが凍った固体状のものが「氷爆石」なのです。
第21巻86話で登場した「莫大な化石燃料」が氷爆石ではないかと推測できます。
20年以上前から氷瀑石は、注目されていた燃料と言えそうです。
アニメでは、「燃える氷」と言われるように、実物もドライアイスが青い炎を上げているように見えました。
この減少は、メタンハイドレートの燃焼状況によく似ています。
またメタンハイドレートは、石油や石炭に比べ燃焼時の二酸化炭素の排出量が半分と言われています。
やはり氷爆石のモデルは、現実的なメタンハイドレートではないでしょうか。
氷瀑石の性質
氷瀑石がメタンハイドレートとすると、その燃焼エネルギーはどの程度なのでしょう。
立体機動装置の大きさで、タービンを回すとなると、少なくとも20cc程度のエンジンが必要となります。
ちょうど肩掛け式の草刈り機のエンジンの出力です。
氷瀑石の持つ性質は、メタンハイドレートの持つ性質と同じと考えられます。
・低温・高圧という環境でも安定する。
・常温・常圧では、メタンは水にほとんど溶けませんが、メタンハイドレートになると、水に溶ける量の約1万倍ものメタンが安定に固体化すると言われています。
氷瀑石の採れる場所
第107話では、この氷爆石がパラディ島でのみの存在すると確認されています。
パラディ島にしか存在しないということや、巨人の力に関係するのではないかとジークは語っています。
これは、氷爆石が巨人の力と関係しているのではないか言うことかもしれません。
氷瀑石と巨人との間に何らかの関係があり、互いに力で影響し合っているのかもしれません。
日本の近海でもメタンハイドレートが発見されていて、特に南鳥島付近の海底ではかなりの埋蔵量があるようです。