進撃の巨人考察・兵器の機能と性能・No.11 砲弾

中東連合軍の砲弾について 第23巻第93話

 

マーレ軍と中東連合軍が山の頂上付近で戦闘している場面です。

 

ジークの獣の巨人が敵陣地内で、砲弾をわしづかみにして、沖合の艦艇に投げつけています。

 

中東連合軍には、相当な数の砲弾が描写されています。

 

大きさとしては、3インチ又は10cm砲の砲弾ではないでしょか。

 

それにしてもかなりの数ですね。中東連合軍は、我々の知る近代的な兵器で戦っていますが、巨人に特化した兵器は、大砲だけのようです。

 

この考え方は、バラディ島の調査兵団とは違います。

 

中東連合軍の敵はマーレ軍であり、マーレ軍の持っている近代的な武器を上回る兵器で対抗しようとしています。

 

その延長戦上に巨人がいるわけですから、大砲や機関銃で、巨人を倒そうと考えても不思議ではありません。

 

調査兵団の場合は、あくまで敵は「巨人」であったので、巨人を倒すことを目的にした立体機動装置が開発されたのも、不思議ではありませんね。

 

さて、中東連合軍がこれだけ多くの砲弾を確保していた、ということは、中東連合軍もかなりの工業力があり、近代国家となっていたと推測できます。

 

また、獣の巨人とライナーの鎧の巨人を倒すために、沖合の艦艇から大砲で狙っています。

 

その数は十数隻とみられます。これだけの艦艇を集められるのであれば、相当強力な軍事力を持っているのでしょう。

砲弾からわかる大砲の種類

この砲弾の大きさと描写と、ピークの顎の巨人が握り潰す大砲を見ると、おおよそ3インチ砲か10cm砲と思われます。

 

これらの兵器は、マーレ軍が持っている大砲の種類と大差はないようです。

 

さすがに戦車などはまだ登場していませんが、この戦闘では、装甲列車が出てきているので、戦車などが登場出してもおかしくはないでしょう。

 

装甲列車が登場した第二次世界大戦では、大型戦車がたくさん製造されていたわけですから。

 

ここで、4体の巨人が連合国の陣地を完全に破壊していきますが、その破壊力はすさまじいものがありますね。

 

しかし、ライナーの鎧の巨人が沖合いの軍艦から発射された砲弾によって、ダメージを受けるシーンがあります。

 

大口径の大砲から攻撃をまともに受けると、いくら巨人といえども防御できないということですね。

 

戦艦の大きさからすると20cm砲ぐらいかなと思われます。

 

20cmの砲弾がまともに当たると巨人でも吹き飛ぶでしょうね。

 

写真は、海上自衛隊「こんごう」の12.7㎜砲の砲弾です。

 

右側が砲弾、左側がいわゆる装薬(薬莢)ですね。

 

12.7cm程度でも相当な破壊力があります。

 

20cm砲弾であればひとたまりもないでしょうね。

対巨人専用の強力な大砲の開発

対巨人砲の登場ですね。

 

大きさは、127㎜砲か130㎜砲程度でしょうか。

 

中東連合軍は、巨人を倒すために通常の兵器を一部改良したと見られるものを使っています。

 

しかし、戦術的にはどうなのでしょうか。無垢の巨人は、うなじを破壊しないと再生してしまうので、動き回る巨人を正確には攻撃できません。

 

ですから、最初は足を徹底的に狙い、巨人を動けないようにしてから、うなじを狙い撃ちする、などの戦術が必要なのではないでしょうか。

 

そして、強敵の獣の巨人、鎧の巨人などに対しては、更に高度な戦術が必要になってくると思います。

 

獣の巨人対生身の人間で、生身の人間が勝てるとすれば、リヴァイ兵長以外には存在しないのですから・・・。

 

これら巨人達をバラディ島の調査兵団は、ほとんど破壊してしまいました。対巨人に対しては調査兵団が格段に上の戦術を持っていますね。

第23巻第92話 マーレ軍の小銃について

・マーレ軍の使用している小銃

マーレ軍が連合軍と戦う場面に出てくる小銃です。

 

ドイツ陸軍のGew98又はカラビーナーKar98k小銃のように見えます。

 

どちらも連射はできませんが、5発の弾丸を装弾することができます。

 

弾丸は、現在の使われている弾丸(7.62mm)より大きい7.92mm弾となっています。

 

装填は、ボルトアクション式なので、一発撃つたびにボルト操作をして弾丸をセットし、発射することになります。

・ガビのボルトアクション操作

このボルトアクションの装填操作を、ガビが調査兵団の飛行船に飛び乗った時にやっています。

 

1発目をサシャに向けて発射し、その後すかさず次の弾を装填するためにボルトを後ろに力一杯引いています。

 

これがボルトアクションの操作ですね。そして2発目を発射した瞬間にファルコに飛びつかれ、弾道は逸れていきます。

 

この瞬間に幸いにもジャンが撃った立体機動装置と一体化した銃弾から逃れることができました。

 

小柄なガビがボルトアクション操作をしている手をよく見ると、ボルト部分を握るのでは無く、手全体で動作を行っているように見えます。

 

やはり子供の手で装填動作をするとこのようになるでしょう。この辺の細かな描写はさすがだなと思います。

・連発式の小銃の有無

第26巻の106話までは、小銃で連発式のものは無いようです。

 

連発銃であれば弾丸用の弾倉(マガジン)が描写されているはずですが、まだ見ていません。

 

今後、調査兵団とマーレ軍との正面戦争が勃発すると、新兵器などが登場することがあるでしょうね。

・小銃の種類

マーレ軍と中東連合軍の使用している小銃の種類については、細かな描写が無いのでわかりませんが、多分、機能、性能については似通っていると思います。

 

時代背景からすると、第一次世界大戦の時代によく似ています。

 

この時代は、各国が独自の銃を開発するというより、どこかの国から銃を調達して使うということが多かったようです。

 

技術的にもまだ発展途上の国々がたくさんいるわけですから、そう簡単に銃や武器を作れるわけではありません。

 

・マーレ軍の軍事力の脅威

ここで、マーレ軍はこれだけの強力な武器を持っているわけですから、軍事大国であることは間違いありません。

 

この軍事大国と、バラディ島で世界を知らなかった調査兵団が正面戦争で戦うことは、考えたくありません。

 

アレンの巨人達だけでは、マーレ軍に対抗するのは不可能だと思います。

 

今後、ウォール・マリアなどに眠る巨人群を使って、「地ならし」を使えば違った結果にはなるでしょうが・・・。

 

 

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