対巨人砲の登場 第29巻第117話
マーレ軍が開発した「対巨人砲」が登場しました。
マーレ軍が飛行船に搭載し、パラシュートで投下し巨人を攻撃を始めています。
ピークの背中に背負うタイプのようです。
かなりの反動力があるので、現代の榴弾砲などでは、地面に固定しますが、ストーリーで巨人ピークが固定しています。
発射と弾道からわかること。
発射の状況と弾道を見ると、戦車砲のように直進しています。
楕円を描いて飛ぶ榴弾砲ではないようですね。
口径はパラシュート降下時の描写から200㎜程度ではないかと推測します。
現代のほとんど戦車の口径が105㎜なので、その倍ぐらいではないでしょうか。
また、戦車の砲身は弾丸に食い込ませて回転を与える、ライフル砲が搭載されています。
ライフル砲は、砲弾の直進性を保つためのものなので、対巨人砲も直進性を増すためライフル砲が採用されているかもしれません。
対巨人砲の機動力 第29巻第117話
対巨人砲は、ピークに背負わせて使っているので、戦車のような機動力を発揮しています。
装填は、自動ではないようですね。
マガト元帥が、「次弾装填急げ!」と言っていますが、自動の装置などは見られません。
巨人砲の近くには、弾丸が見当たらないので、多分砲身後方部に格納箱があるのかもしれません。
また、人間の力で装填するにはかなりの重量のはずです。
下の写真は、アメリカ陸軍のM198、口径155㎜榴弾砲です。
操作員は7~8名というところでしょう。
155㎜の弾丸を発射させるのに、これだけの人数が必要ですね。
M198は車両に牽引させて移動する方式ですが、戦車のように自走するタイプもあります。
やはり、マガト元帥とピークが考えた機動力のある対巨人砲は、戦車のようなものをイメージしたのかもしれません。
上の写真は陸上自衛隊の155㎜自走榴弾砲です。
かなりの重量感です。
全重量40ton
ピークが背負っている大砲もこれぐらいの重量かもしれません。
対巨人砲の疑問 第29巻第117話
対巨人砲の一部によくわからない部分部分があります。
矢印で示したワイヤーですね。
これは、何でしょうか?
後部に設置してある、操作部分の反動防止のための装置かもしれません。
現代の砲類には、このようなワイヤーは見当たりません。
どの兵器をモデルにして描写されているのか、引き続き見ていきたいと思います。