雷槍の機能と性能を解説№2・進撃の巨人考察

雷槍の重量と装着方法

雷槍の重さ

雷槍の重さがわかりました。

アニメ版の「シーズン3エピソード14 第51話雷槍」の「現在公開可能な情報」にありました。

WEIGHT 5㎏

1本あたり5㎏となっています。

5㎏と言えば、5㎏ハンマーと同じ重さです。

ペットボトル2㍑入りを2本半ということになりますね。

雷槍を2連装で使うと、5㎏×2=10㎏になります。

片腕に10㎏、両方の腕に装着すると20㎏となり相当な重さになります。

ハンジ隊長(この時はまだ団長ではない)が調査兵団達に説明しているシーンを見ると、結構細いですね。

細いわりに重さが5㎏となると、中の火薬量が多いのでしょう。

雷槍を発射する推進火薬と爆発するための火薬が詰まっているわけですから、5㎏は妥当な重さかなと思います。

雷槍は、中央憲兵が持っていた技術を応用して開発したことになっています。

中央憲兵の持っていた別の技術も紹介して欲しいですね。

雷槍が体へ与える影響

雷槍は腕に装着します。

そのため腕を鍛えておかなければなりません。

腕を鍛える道具としてダンベルがあります。

筋トレ初心者では、ダンベルの重量は5~20㎏が適当と言われています。

調査兵団は、筋トレの初心者レベルと同じような重量の雷槍を両腕に装着しながら立体機動することになります。

調査兵団がマーレ大陸のリベリオ収容区を奇襲した際、ミカサは3連装の雷槍を両腕に装着しています。

これは片腕に15㎏の重量物をぶら下げた格好になります。

片腕に15㎏の重量物を持ち、かつ、硬質ブレードも腰に装着しているので、体、腕にかかる負担は半端ではないと思います。

相当なトレーニングを積まないと実現できるものではありません。

この写真のようなトレーニングを繰り返し行ったのでしょう。

雷槍の装着方法

雷槍は、立体機動装置の一部として装着します。

装着シーンをアニメ版で見ることができます。

ハンジ隊長が雷槍と立体機動装置の操作部分を装着するところを調査兵団に説明しています。

脱着は簡単なようです。

握り手(銃把(じゅうは))の上部には、モーゼルC96タイプの拳銃を装着するのでしょう。

雷槍の破壊力

エピソードでは、鎧の巨人ライナーの目とうなじに雷槍を打ち込み、鎧部分を破壊します。

ハンジ隊長とミカサとがライナーの両目に雷槍を打ち込みます。

調査兵団の第一攻撃でライナーのうなじに雷槍を命中させます。

雷槍は、巨人の体にかなり深く刺さっているので、推進力も大きなものと言えるでしょう。

雷槍を爆発させるには、後部に付いたワイヤーを抜くことで爆発します。

爆弾で言えば、信管又は爆破スイッチですね。

このワイヤーは、立体機動中に引き抜くことになるので、引き抜く瞬間は雷槍の爆風から身を守らなくてはなりません。

爆風に巻き込まれた場合は、自分も被害を受けるので、立体機動の技量レベルが最上級にならないと使用できないでしょう。

最初に鎧の巨人ライナーの目に攻撃を行ったハンジ隊長とミカサの立体機動の操作は、ずば抜けていたと思います。

立体機動装置を微調整しながら、鎧の巨人ライナーに近づく動きはアニメで見ると神業です。

ハンジ隊長の立体機動装置から火花のようなものが見えますが、これは噴射ガスの描写だと思います。

雷槍による集中攻撃

調査兵団によって鎧の巨人ライナーのうなじを攻撃したわけですが、第一撃ではうなじは完全には破壊されていません。

鎧部分が剥がれただけです。

第二撃によって始めてうなじ部分の鎧とライナー自身の頭部を破壊しています。

しかし、鎧の巨人ライナーは、この攻撃に耐えています。

それはこの作戦の終了間際にわかります。

恐るべし巨人の力と能力です。

雷槍は、巨人にとってやっかいな武器

この攻撃をさらに進化させれば、他の巨人に対しても、うなじに雷槍の集中攻撃を行えば完全に倒すことができることでしょう。

実際、レベリオ地区の奇襲では、雷槍が大活躍していますし、パラディ島からアルミン達が脱出する際も、エレン・イエーガー派がライナーとアニを徹底的に攻撃して撃破しています。

強力な火器を使った正確な攻撃は、ひじょうに有効であることが証明されたと思います。

現代版の航空機を攻撃するスティンガーミサイルや戦車を攻撃する対戦車ミサイルシャベリンと同じではないでしょうか。

雷槍は現代の技術で再現可能か

雷槍は、全部に爆薬が詰まったロケット弾です。

そして、現代の技術であれば、同じようなものは再現可能だと思います。

簡単に言えば、小型ロケットなのでRPG-7と同じものです。

RPG-7をもっと細くして重量を軽くすれば同じものができます。

ただし、爆薬を搭載したロケットを腕に何本も装着したりすることは、考察したとおり難しいと思います。

腕が、発射ブラスト(火炎)でかなりのやけどを負うはずです。

雷槍の推進エネルギーで体全体が後退するか、腕が後方に吹き飛ぶかもしれません。

現代技術の電気技術やケース加工技術などは、当時と比較するとはるかに発達しているので、雷槍は兵器として製作は可能ですが、生身の人間に装着して使うのは、かなりのハードルが高そうです。

 

武器
スポンサーリンク
fshell2152をフォローする
進撃の巨人考察・兵器の機能と性能を分析