リヴァイ兵長の入団とエルヴィン団長との関係:進撃の巨人考察

進撃の巨人の中で最も強いと言われるリヴァイ兵長、彼はエルヴィン団長に対して絶対的な忠誠を誓っています。

しかし、リヴァイは、エルヴィンを殺すつもりで調査兵団に入団したのです。

なぜ、リヴァイはエルヴィンを殺そうとしたのでしょうか?

そして、なぜ彼は殺そうとしていたエルヴィンに忠誠を尽くすようになったのでしょうか?

リヴァイの過去と心境の変化を考察します。

リヴァイもエルヴィンも途中で兵士長、団長となっていきますが、ここではリヴァイが兵士長になる前はリヴァイ、エルヴィンは団長になる前はエルヴィンとして解説していきます。

リヴァイの調査兵団入団理由はエルヴィンを討つため!

リヴァイは地下街で盗賊として生きていた。

リヴァイは、調査兵団に入団する前、地下街で立体機動装置を使って盗みを働いていました。

彼にはイザベル、ファーランという仲間がいて一緒に生きていました。

しかし、ある日、上院議員から地上で暮らす権利と仲間の治療費の提供を条件に、調査兵団のエルヴィンを殺すように依頼されます。

リヴァイは、仲間のためにこの依頼を受け入れます。

上院議員がエルヴィンを恨んでいた理由とは?

では、なぜ上院議員はエルヴィンを恨んでいたのでしょうか?

それはエルヴィンが上院議員の不正を暴こうとしていたからです。

上院議員は、調査兵団の活動を妨害しようとしており、その証拠をエルヴィンが手に入れていました。

上院議員は、自分の不正を隠すためにもエルヴィンを消す必要がありました。

そこで、地下街の盗賊であるリヴァイを利用することにしたのです。

エルヴィンはリヴァイたちを調査兵団にスカウトした!

エルヴィンは、リヴァイ達が立体機動装置を使えることに興味を持ち、調査兵団にスカウトしました。

彼らが犯した罪を見逃す代わりに、人類の敵である巨人と戦うことを条件にして調査兵団に引き入れます。

リヴァイ達はこの条件を承諾しましたが、それはエルヴィンを殺すチャンスを得るためでした。

しかし、この決断が彼らにとって悲劇を招くことになります。

仲間が巨人に食われた!

仲間を失った後、リヴァイはエルヴィンの言葉に感銘を受ける。

リヴァイ達は、壁外調査に参加しましたが、作戦行動中に大雨が降り索敵部隊はちりじりになります。

リヴァイは、この機会にエルヴィンを殺そうとしましたが、その間に仲間のイザベルとファーランが巨人に食われてしまいます。

自分のせいで仲間を失ったリヴァイは自責の念にかられ、自分が仲間を殺してしまったと嘆きます。

しかし、エルヴィンは言います。

「それは違う。」

続けて言います。

「巨人が全ての原因だ!人類のために戦え!」

リヴァイはこの時、エルヴィンの強い意志と信念に感動し、調査兵団として人類のために戦うことを決意します。

そして、エルヴィンに対して忠誠を誓います。

この後、エルヴィンは調査兵団の団長として指揮を執ることになり、同時期にリヴァイは兵士長になって部下を率いることになります。

リヴァイ兵長はエルヴィン団長の命令に従う!

リヴァイ兵長は、エルヴィン団長に忠誠を誓ってからは、どんな困難な状況でも彼の命令に従っています。

女型の巨人捕獲作戦では、時間がない中でも刃とガスを補給したり、地下室へ向かう際も危険な場所へエルヴィン団長を連れて行くことに反対したりしました。

獣の巨人、ジークとの戦闘では全てを捨てて奇襲作戦に参加したりします。

しかし、奇襲作戦は失敗し、エルヴィン団長は重傷を負います。

この時からリヴァイ兵長は、執拗に獣の巨人、ジークを倒すことに。

このリヴァイ兵長の過去の話は、月刊ARIAに連載されたスピンオフ作品「悔いなき選択」で読むことができます。

また、進撃の巨人の第15、第16巻の限定版に付属しているオリジナル・ビデオ・アニメーション(OVA)でも見ることができます。

このスピンオフ作品は、多くのファンに感動を呼びました。

リヴァイ兵長はエルヴィンを救えなかった!

リヴァイ兵長は、エルヴィン団長が瀕死の状態になった時、巨人化する脊髄液を彼に注射することで救おうとしました。

しかし、その時エルヴィン団長がうわ言のように「地下室」と呟きます。

これを聞いたリヴァイ兵長は、エルヴィン団長が自分の夢を忘れていないことに気付きます。

リヴァイ兵長は、エルヴィン団長に巨人化する脊髄液を注射すれば、彼の夢を奪ってしまうことになると考えました。

彼はエルヴィン団長に対して罪悪感と哀しみを感じながら、脊髄液をアルミンに注射することを決めます。

リヴァイ兵長は、エルヴィン団長を救えなかったばかりか、結果的に彼の夢を見捨てたのです。

リヴァイ兵長はエルヴィン団長の死を受け入れた!彼の遺志を継ぐ

リヴァイ兵長はエルヴィン団長の死を悲しみましたが、彼の遺志を継ぐことを決めました。

エルヴィン団長は、人類の自由のために戦っており、その夢を叶えることが彼にとって最大の敬意だと考えました。

リヴァイ兵長はエレンやアルミンたちと共に巨人と戦い続け、最終的に人類の自由を勝ち取りました。

リヴァイ兵長はエルヴィン団長に誇れる結果を残したのです。

リヴァイ兵長は障害者となっても生きていく。

リヴァイ兵長は巨人との戦闘で重傷を負い、障害者として生きていくことになりました。

彼は、立体機動装置を十分に使うことができなくなり、戦闘能力も失いました。

読者にとって車椅子で移動するリヴァイ兵長の姿は、見るのも辛いです。

しかし、彼は仲間達から支えられ、新しい生活に慣れていくはずです。

彼は仲間達と共に平和な世界で暮らし、エルヴィン団長の思い出を胸に刻んでいくはずです。

リヴァイ兵長はエルヴィン団長を殺すつもりで調査兵団に入団しましたが、最後には彼の夢を叶えるために戦ったのです。

 

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進撃の巨人考察・兵器の機能と性能を分析