地鳴らし 第31巻第123話
とうとうエレンによる地鳴らしが発動されました。
壁の中に眠っていた大型巨人達が蘇り、マーレに進んで行きます。
地鳴らしは、巨人による究極の戦闘兵器です。
その個数は数千万と言われています。
そしてこれらの巨人は無垢の巨人です。
ここでは、なぜエレンは地鳴らしの発動を決意し、それに固執するのか考察してみました。
地ならしはエレンの決意
エレンが地鳴らしを決意したのは、第31巻第123話だと思っています。
エルディア人は世界から殺戮民族と定義付けられ、そして滅亡させないといけないというのが世界の同一意見だと認識したんですね。
ここで、エレンはどうしようもない焦燥感に悩まされたと思います。
自分達は何のために生まれてきて、何のために巨人を倒してきたのか、その答えを見つけるべく、一人マーレの本拠地に身を投じたのだと思います。
そしてそこで見つけた結果が「地鳴らししか無い」と悟ったのでしょう。
地鳴らしをなぜ発動するのか
エレンは、地鳴らしを発動させた後、エレン通信?によって地ならしを発動させた理由を語ったています。
エレンは、「オレの目的は、オレが生まれ育ったパラディ島の人々を守るためにある」と語りました。
しかし、この言葉の背景にあるものがあるはずです。
これはずばり、「仲間のため」だと思います。
そうです。
第104期、同期兵達のためです。
それがわかるシーンが第27巻第108話ではないでしょうか。
「お前らが大事だからだ。他の誰よりも・・・だから・・・長生きしてほしい」
これが究極の目的です。
エレンは地鳴らしで進撃を続ける、それは仲間のためです。
管理人はそう信じています。
エレンは、同期サシャが死んで決意を確固たるものにした。
サシャがガビに撃たれ死んでしまいます。
エレンは、サシャが死んだ事が伝えられると、笑っています。
この笑いは、わかりやすく言えば「クソッー!何でだよ!!サシャ!!、何で死ぬんだ!!」じゃないでしょか。
悔しさは超、超一杯!だと思います。
その反動が強くて押し殺した笑いになったのだと思います。
悔やんでも悔やみきれない気持ちで一杯のはずです。
自分が守るべき友の一人が、自分の作戦で死んだのですから。
地鳴らしは同期生達を守るため
第28巻第112話です。
同期生達を守るために、自分は悪役を演じる場面です。
一番愛しているミカサをボロクソにけなします。
アルミンにも容赦はしていません。
エレンは、ミカサやアルミンをけなして自分から遠ざけようとしています。
エレンにとって、ミカサ、アルミン、この二人は同期生の中でも、「最も失いたくない友」です。
この二人を自分から遠ざけることにより、安全な場所を確保してもらいたいと思っていたはずです。
エレンの地ならし発動、そしてみんなを守る意思は、完全に固まっていたと思います。
ミカサ、アルミンはユミルの時代から存在していた?
フクロウが回想するシーンです。
誰かの記憶を受け継ぎ、その記憶の中に残っている二人の名前。
フクロウは言います、
「ミカサやアルミン みんなを救いたいなら使命を全うしろ」
この意味は、「ミカサ、アルミン、そして104期のみんなを守る」ことではないでしょうか。
ミカサとアルミンは、エルディアが帝国化する前、まだユミルが少女だった頃のお友達ではないでしょうか。
その記憶が受け継がれ、そして二人を守る。
2000年前のユミルは、二人と友達で二人を守る存在ではなっかたのではないでしょうか。
エレン達の記憶 第31巻
いよいよ進撃の巨人もクライマックスに入りました。
全ての謎が解き明かされる日も使いでしょう。
何だか、切ない終わり方になるような気がします。
物語が終わっても、ストーリーの中で人間達は生き続きます。
それも切ないですね。
地鳴らししかない
エレンは、第120話で地鳴らしの発動を決意したのかもしれません。
壁の外の世界でエルディア人は生きいくことはできません。
だとしたら、自分たちで世界を変えることができるのは、「地ならししか無い」そう思っても不思議ではありません。
地鳴らしへの対抗武器
地ならしが発動されると、人類はどのような武器で対抗するのでしょう。
地ならしになると壁の巨人が動き出すはずです。
壁の巨人は、超大型巨人とほぼ同等の大きさですから対抗する武器も大型で多量になると思います。
そのような武器は、今の所見当たりません。
地ならしとの決戦は、調査兵団104期生との戦いになると思います。