飛行艇の機能と性能を解説№1・進撃の巨人考察

飛行艇の登場 第27巻第109話

飛行艇

今まで航空戦力は、飛行船のみでしたが、速力も出る航空機がいよいよ登場しました。

それが「飛行艇」です。

 

まだ飛行している姿は描写されていませんが、確かに航空機が存在することが、この第109話で確認することができます。

飛行艇は、ヒィズル国の船に曳航されてきました。

ストーリー上では、世界初の飛行艇と説明されています。また、翼は折りたたみ式のようです。

シートが被せられているので、残念ながら詳細はわかりません。

浮かんでいる様子を見ると海面上にしっかり浮いているので、浮力は問題無さそうですね。

全長は、人間の大きさや小型の船と比較して推測すると15mから20m程度ではないでしょうか。

飛行艇の動力

シートの出っ張りから見ると動力装置は2基のようです。

この時代には、エンジンが開発されていたので、ディーゼルかガソリンエンジンが動力として使われてるのでしょう。

飛行艇の種類

飛行艇は、その設計によって海上などの水面からのみ離水、着水するタイプ、水面からでも陸上の滑走路からでも離発着できるものがあります。

下の写真は、海上自衛隊のUS-2飛行艇ですが、US-2は陸上からでも離陸できますし、着陸もできます。

海上などで運用する場合は、車輪は機体に格納されています。

飛行艇は、水面上から離水するので、海上の波がある一定以上高いと運用できません。

頑強に作られたUS-2でさえ、波の高さは3mが運用の限界と言われています。

進撃の巨人に紹介された飛行艇は、小型の飛行艇のようなので、対飛行船迎撃機、または偵察機として使用されるのではないでしょうか。

飛行艇の動力は、エンジンと予想していますが、パラディ島でしか採れない「氷爆石(ひょうばくせき)」と呼ばれている岩石を使ったエンジンかもしれません。

今後、これらの描写も紹介されることを期待しています。

飛行艇の機体(船体)は結構スマート

進撃の巨人で描かれている飛行艇は、その機体がちょっとぷっくりしています。

実際の飛行艇は、機体を船のような形状にして、水面抵抗を下げる工夫をしています。

下の写真のように、全面から見ると、機体は船の形になっているのがわかると思います。

 

 

飛行艇の操縦

飛行艇は、胴体を使って水面上を滑走したり着水したりするので、胴体部分にかなりの力が加わります。

ですから、海面に離水、着水する場合の操縦は、陸地に着陸、離陸する場合より難しいと言われています。

飛行艇の事故で一番多いのが、着水時の胴体部分の損傷です。

損傷と言っても真っ二つに折れたり、翼が海面に接触して折れたりと、大きな事故になってしまいます。

特に着水時には、細心の注意が必要になります。

通常の飛行機が胴体着陸しているようなものですから。

海面でバウンドすることもあるようです。

写真は、日本海軍が使用していた零式水上観測機です。

 

飛行艇とは違いますが、海面に着水するためのフロートと呼ばれる小型船体を取り付けたものです。

進撃の巨人でもこれらの観測機、偵察機のような運用が登場するかもしれません。

飛行艇の活躍が今から楽しみです。

航空戦力
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進撃の巨人考察・兵器の機能と性能を分析