第26巻第106話 ハンジ団長とジークが送り込んだ義勇兵との会話
・義勇兵イェレナとオニャンコポンが語った航空戦力
第26巻106話では、マーレが送り込んだ調査船を捕獲する場面から始まります。
この捕獲した調査船から、調査兵団は、相当多くの武器、器材、そして情報を得ることができました。
ここで獲得できた武器などは、その後の調査兵団の実力を格段に向上させることができたわけですね。
この中で、最初に義勇兵との会議で義勇兵イェレナがハンジ団長とリヴァイ兵長に、航空戦力について説明するシーンがあります。
この頃は、調査兵団は、「航空戦力」、すなわち空からの攻撃、武器があるという認識が無かったので、ハンジ団長は、ひじょうに驚いています。
ここで言われる航空戦力とは、考察05で説明した飛行船のことと推測されます。
航空機などが含まれているかは、不明ですが、まだストーリーには登場していませんから。
・調査兵団の航空戦力
マーレ軍を捕虜にし、義勇軍からの情報が無ければ、パラディ島調査兵団の航空戦力は「ゼロ」でした。
しかし、捕獲した調査船と、捕虜になったマーレ人から武器などの情報を吸収し、唯一の飛行戦力、飛行船を作り上げていきました。
これは、104話以降に具体的になると思われますが、現時点、2018年8月現在では、どれくらいの期間で軍事力を延ばしていったかは、まだわかっていません。
航空戦力は、地上軍にとって対抗措置を持たなければ、相当な脅威となります。
飛行船は速力が遅く、また機動性にも難点があるため、速力の速い航空機などが出てくるとかなり苦戦することになると思います。
・今後の飛行船の運用
マーレ軍も調査兵団も同じような飛行船を保有したので、今後はお互いに空中での戦いがあるかもしれません。
調査兵団の飛行船を見ると外舷の一部に大砲が見えます。
大きさは3インチ砲ぐらいの大きさのようです。
この大砲を見た限りでは、構造上、左右は可動するように見えます。
上下の可動はどうなのでしょう?上下に動けば、上空から地上に向けて攻撃できますが。左右だけの可動であれば、敵飛行船を射撃するものかもしれません。
・飛行船の対抗武器
飛行船対飛行船であれば、遠方から小銃で風船部分を射撃すれば、簡単に撃墜できるはずです。
飛行船対地上軍であれば、飛行船から爆弾などを投下される前に、小銃や機関銃で射撃すれば有効でしょう。
ただし、小銃であれば、有効射程はせいぜい3,000mぐらいが限界でしょうし、
機関銃でも5,000mが限度だと思います。
それ以上の高さに飛行すれば安全だと言えます。
しかし、あまり上空に滞在するのも危険なので、後方部隊への輸送、安全が確保された地域での低空での任務に限定されると思います。
実際、第105話で、調査兵団のジャンが「飛行船を打ち落とせる火器は無いようだと伝えろ!!」と叫んでいます。
それだけ、飛行船のように速力の遅い航空戦力は、低空での飛行は危険だということですね。
・飛行船以外の航空戦力
飛行船に代わる航空戦力がまだ登場していません。
これらか登場するのは、複翼機の戦闘機ではないかと推測します。
マーレや中東連合などの科学レベルであれば、エンジン動力で主翼が2段重ねの複翼機があってもおかしくないと思います。
現代社会のヨーロッパであれば、時代背景から見ても複翼機が登場してもおかしくはないでしょう。
第26話第104話 飛行船の操縦について
・義勇兵オニャンコポンが操縦する飛行船
調査兵団が、マーレ軍を攻撃し、アレンを回収するために飛行してきた飛行船を、義勇兵オニャンコポンが操縦しています。
機械的な部分には、丸ハンドルが付いていてそれを握っています。
これは、方向舵を動かすものでしょう。飛行船を上下に動かす昇降舵のようなものは見えません。
この操縦席で飛行船の上昇、下降方向還転換をするのでしょう。
オニャンコポンのようなパイロットは、1名なのか複数なのかはわかりませんね。
・誘導灯に沿って飛行する飛行船
アレンの進撃の巨人と戦槌の巨人が激闘を繰り広げている最中に、調査兵団は、飛行船を誘導するための誘導灯を設置していきます。
この誘導灯の原型は何でしょうか、夜間に飛行船から目視できるものではないといけないので、懐中電灯レベルでは少し光が弱いように感じます。
コニーとサシャが持っている誘導灯は、かなり小さい発光体のように感じます。
また、そのエネルギーは何でしょうか?多分電池だと思われますが、電池と仮定して、この技術も捕獲した調査船、捕虜から獲得したものではないでしょうか。
現在の、誘導灯は飛行場などに設置されているものの他には、簡易型の誘導灯があります。
ただし、これは電池などではなく、発電機によって電力を確保するように設計されています。